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2014年02月07日

ソチ&サムラゴーチ2014

2月に入りました。
この季節はビジネス用語で「ニッパチ」と呼ばれ、8月と並んで景気が落ち込む時期です。
それに加えここ宮古島では製糖期真っ盛り!
そして4年に一度の冬季オリンピック!
と佐村河内氏もびっくりの三重苦なのであります!

おっと出てきましたね、ホットワード、佐村河内!
今世間を賑わせております、「現代のベートーベン」佐村河内守氏でございます。
わたくしベートーベンといいますと、頭のいいセントバーナード犬のことぐらいしか思い浮かばないのですが(それは20年前のアメリカ映画)、なにやらクラシック界空前の大ヒットを記録したという全聾で広島被爆二世の作曲家がいらっしゃる(いらっしゃった?)そうで。
ゲス話には嗅覚の利くわたしでも「いい話」にカテゴライズされていた彼のことはノーチェックでした。
そんなわけで彼を特集したNHKスペシャル「魂の旋律〜音を失った作曲家」は見逃しておりました。
それで今回ちょっとだけ動画を見てみたのですが。

いやー、明らかに狙ってコーディネートされたであろう黒ずくめの服装だとか言葉の言い回しだとかスピーカーに手を押し当てて振動をよみとる仕草とか…
どうみてもうさんくさいですけど…
とはいってもわたしは事の顛末が判明してから見た上でそう思ったわけでして、もし放送当時見ていたならそのまま信じ込んでいたかもしれませんし、「胡散臭い」と思いつつも「耳が聞こえないから」という点で容姿や行動に疑問を投げかけるのがはばかられると思ったかもしれません。

でもねえ、「天才作曲家」にしてはいろんな表現がありきたりでリアリティに欠けますね。
ほんとうの天才って、一般人がきいてびっくりするようなものの言い回しをするものじゃないですか。
「音が降りてくるのを待つ」なんてねえ。せめて「ほらプッチンプリンてあるじゃないですか。グリコの。あれのすごいおっきいのが僕の頭上3メートルのところにありましてね、蓋をめくって逆さの状態で。それをあるとき誰かが、あ、たぶん神様だと思うんすけど、プリンのおしりのとこの出てるやつをプチっと折るんです。そのときぼくの頭の中にいい匂いをした旋律が突如降ってくるんです」くらいのことを言ってもらいたい。

まあ、あのNHKスペシャルも今見ると全然違うふうに見えるという、ある意味映画の「シックスセンス」みたいな楽しみ方ができますので見た方ももう1度ぜひ。
そうはいっても今になって曲自体になんだかんだ文句つけてるワイドショー見てると腹立ちますね。
「他の作曲家のモチーフのチープな切り貼り」だとかなんとか。
確かに「聴覚障碍者の作曲した交響曲」というストーリーがあったから18万枚売れたのかもしれませんが、その理由だけでただでさえ長いオーケストラの演奏聴けませんて。
人々を欺いたことについては謝罪し償うべきですが、音楽それ自体には何の問題もないと思います。
わたしだって未だにミニヴァニリの「ガール・ユーノウ・イッツトゥルー」好きだもの!(知らないか)
だから高橋大輔くんも堂々といい演技をしてほしいなあ。
そんな大ちゃんが出場するソチ五輪は間もなく開幕です!

ロシアの同性愛者弾圧に反対して主な欧米諸国の首脳が開会式出席を見送る中、我らが安倍首相は堂々と出席する見込み!
さすが衆道の国ニッポンの代表者!
ソチの市長は「ソチには同性愛者はいない」と声明を出したそうですが、こちとら平安時代から1000年以上続くホモセクシュアルの歴史があるんです!
そんなでいちいち抗議してどうする!と珍しく(犬なのに)アメリカに追随しなかったアベちゃん!
これでまた(ホモフォビアの)ネット住人たちの信頼を集めるでしょう!

今回はブレザー着崩したりするバカも現れずちょっとさみしい冬季五輪ですが、アスリートたちの健闘を応援したいと思います!



Posted by ガリンペイロ at 21:09│Comments(0)
 
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